ここでは、日本人の死因の多くを占める動脈硬化による病気(心疾患、脳血管疾患など)を防ぐために、脂質検査の結果項目の見方をお話します。
健康診断の結果を開くと、「脂質」または「脂質代謝」という項目があり、その欄には悪玉のLDLコレステロール、善玉のHDLコレステロール、中性脂肪(トリグリセライド/TG)の3項目、または総コレステロール(TC)を加えた4項目の値が並んでいます。

自分の検査結果を、下記「脂質異常症の診断基準」に照らし合わせてみましょう。悪玉のLDLコレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)が高い、善玉のHDLコレステロールが低いといった方は、動脈硬化が進行している可能性があります。ぜひ一度、かかりつけ医に相談してみましょう。

まれに、健診結果の脂質の項目が「TC」「HDLコレステロール」「TG」の3項目のみの場合があります。その場合は、以下の計算式を使って、LDLコレステロール値を計算してください。

動脈硬化は血管の中で自覚症状なく進行していますので、気付いた時にはもう遅いという方も少なくありません。まずは、自分のコレステロール値をしっかり管理していくことが重要ですが、病院によっては、専門の機械をつかって、動脈硬化の進行具合を調べることができます。検査を希望される方は、かかりつけ医にご相談ください。
頸動脈(首の動脈)にエコー(超音波)を当て、血管壁の厚さを測ったり、プラーク(壁の一部が盛り上がった部分)の状態を調べ、動脈硬化症の進み具合を判定する検査です。頸動脈は、動脈硬化が起こりやすい部位であるため、ここを測定することで全身の動脈硬化の指標を得ることができます。

両腕と両足に血圧計をつけ、心電図の電極をつけて測定を行う検査です。手と足の血圧の比較や脈波の伝わり方から、動脈硬化の度合いや早期血管障害を見つけることができます。









